2012年11月6日 高校2年生が修学旅行に出発しました。




姫路駅を出発し、関西国際空港に向かいました。
     
 
関西空港到着
バイパス・阪神高速が渋滞していたため、ルートを変更しました。予定より少し遅れましたが、無事到着しました。  
   
 
搭乗手続
いよいよ搭乗手続きです。チケットをもらって、手荷物検査です。無事、全員通過しました。 
     
飛行機からの風景
上空約12000メートルです。
 
  
那覇空港到着
待ちに待った沖縄に到着です。修学旅行を楽しんできます。  
     
 
ひめゆり平和記念資料館
最初の平和学習です。各クラスごとに、夏休みにみんなで折った千羽鶴を奉献し、平和の祈りを唱えました。そして、資料館でひめゆり学徒隊の展示を見学しました。自分たちと同じ年齢の人たちのことだと思うと、人ごととは思えませんでした。   
     
 
糸数壕
第2次世界大戦での悲惨な沖縄戦の悲劇を伝える壕。地元では「ガマ」とも呼ばれる洞窟に、実際に入りました。糸数壕はほとんど当時のままの姿で残っている壕で、映像や写真で見たのと比べて、実物から伝わる迫力に圧倒されました。  
     
 
夕食
サラダ、春巻き、唐揚げ、焼売、コーンスープ、ミートスパゲッティー、炊き込みご飯、フルーツなど、ボリューム満点の夕食を美味しくいただきました。   
     
平和学習の振り返り
待ちに待った沖縄修学旅行がついに初日を迎えました。飛行機の窓から見えた沖縄の海の色は、パンフレットで見たような期待通りの美しさで、気候は思っていた以上に過ごしやすい涼しいものでした。初日の平和学習では、ひめゆりの塔と糸数壕から戦争の悲惨な姿を目の当たりにしました。事前学習で身につけた浅い戦争の知識以上に、実際に目で見て、耳で聞き、肌で触れて感じる当時の人々の叫びや魂のようなものに、自然と目頭が熱くなりました。これからの平和を築くという意味を重く受け止めようと思えた1日でした。
 
修学旅行1日目。2時間のフライトもあっという間に過ぎ、ついに沖縄に着きました。空港からひめゆりの塔へ行きました。ひめゆり学徒隊が使っていたものが展示されていて戦争の生々しさが伝わってきました。糸数壕では懐中電灯を消すと真っ暗で、当時ここで何百人もの人が苦しい生活をしていたなんて信じられませんでした。私たちは十分に食事し、勉強し、どんなに恵まれているかがわかりました。この貴重な体験より日々を大切にし、両親に感謝しなければならないと思いました。


2012年11月7日 2日目

ホテルマハイナウェルネスリゾートオキナワ
1泊目にお世話になった、とても広い、快適なホテルでした。ありがとうございました。
   
美ら海水族館
たくさんの美しい魚、とても大きなジンベイザメ、巨大な水槽など、感動することがたくさんありました。童心に返って、水族館を楽しみました。 
 
 
イルカショー
迫力満点のジャンプや水しぶき、イルカの賢さにびっくり、そして感動!  
     
     
 
ホテルむら咲むら
今日から1泊お世話になります。こぢんまりとしたホテルですが、新しく、清潔感あふれるホテルです。よろしくお願いします。
     
 
     
 
むら咲むらでの体験学習
海での体験、体験エリアでの体験と、それぞれ希望した体験をしました。初めて体験することははなかなか思うようにいかないこともありましたが、すばらしい晴天のもと、思う存分楽しみました。
 
     
 
琉球芸能ライブ
生徒・先生含めて、のべ100人位が舞台で歌って踊って太鼓をたたきました。夕食後のひととき、沖縄ならではの文化を全身で体験し、とっても賑やかなひとときを楽しみました。  
     
     
本日の振り返りより
美ら海水族館に行って、熱帯魚や深海魚をいろいろと見てまわりました。バスでの移動は1日目より少なかったけど、やはり疲れていたせいか、寝てしまいました。お昼は、アグー豚の生姜焼きでとても美味しかったです。それからの体験や三線もすごく楽しかったです。
     
今日は午前中に美ら海水族館、午後からはむら咲むらで体験活動を行いました。水族館のジンベイザメは、想像以上に巨大で、目はつぶらでとてもかわいらしかったです。アーチ状の水槽から見る魚たちは、まるで空を飛んでいるかのようで、迫力満点でした。
体験活動で、私は、ドラゴンボートとシュノーケリングをしました。ドラゴンボートはとても爽快で、水しぶきをあびながら、海上を走り回るのは我を忘れるほど楽しかったです。シュノーケリングでは、沖縄の青く透明な海を満喫できました。顔をつけるだけで海の底まで見え、手の届く距離に水族館でしか見たことのないようなカラフルな魚たちが泳いでいました。今日はとても楽しく、忘れられない1日となりました。


2012年11月8日 3日目
道の駅かでな
嘉手納基地の目の前の展望台です。こんなに広い基地が沖縄の地を占めていると思うと、複雑な気持ちになりました。見学中、軍用機の離着陸はありませんでしたが、修学旅行中、何度か上空を飛んでいる軍用機の爆音に驚きました。  
     
おきなわワールド(玉泉洞)
全長約5000メートルはあると言われる洞窟です。そのうち約800メートルを歩きました。長い時間をかけて自然が作り出した不思議な光景に、ただひたすら驚きです。  
     
     
 
おきなわワールド(昼食)
おきなわワールドのレストランでバイキング。一般客や他校の修学旅行生も利用しているレストランだったので、約80種類の料理やデザート、飲み物と、今までよりもはるかに豊富な品数に、大満足の昼食でした。  
     
おきなわワールド(スーパーエイサー鑑賞)
上演中の撮影が禁止だったので、残念ながら上演前の写真しかありませんが、舞台に上がったのは賢明生が圧倒的に多く、また、他校の体格のいい男子高校生にも負けずに踊ったり、客席から声援を送った61回生のたくましさが、とても嬉しかったです。  
     
 
沖縄平和祈念公園
ここは、修学旅行でも大切な行事の一つでした。気持ちをしっかりと入れ替えて、ガイドさんの説明を受けながら、祈念公園内の平和への様々な願いが込められたモニュメントを見学しました。その後、資料館で展示を見学しながら、戦争の悲惨さや平和の尊さを再確認しました。  
     
 
首里城
再建された首里城は、優雅な琉球の歴史を彷彿とさせますが、ここにも、戦争の悲劇がたくさんありました。  
     
 
夕食
首里天楼別邸での夕食です。まるで、首里城の中にいるような場所で、琉球王国当時のような気分で豪華な夕食を頂きました。  
     
 
Sr.稲嶺先生の講話
幼稚園の園長先生であるSr.稲嶺先生に、ご自身の戦前・戦中・戦後の体験をもとに、お話をしていただきました。戦後の復興はすぐには出来ないこと、戦争による被害は、戦争中だけではなく戦後も続いているのだということなど、実体験に基づくお話だったので説得力がありました。また、私たちは多くの人に支えられて生きていること、名もない多くの人を支えていかなければならないこと、絶対に戦争をせずに平和を維持しなければならないことを、強く訴えられました。  
     
     
 
夕の祈り
お祈り、沈黙、聖歌で一日を静かに振り返りました。  
     
     
今日の振り返りより
3日目は、道の駅かでなから始まりました。展望台から見た基地は、この町の半分を占めているということで、想像よりも広かったです。
次に、おきなわワールドで壮大な鍾乳洞の玉泉洞に入り、勇猛な踊りのスーパーエイサーを見て、みんな楽しんでいました。昼からは、午前とはうってかわっての平和祈念資料館や平和の礎、首里城を見学しました。基地でも思いましたが、人間は戦争という恐ろしいことを経験せずには平和を望めないのでしょうか。何も得ることのない戦争に恐れながら毎日を過ごした戦時中の人たちの苦しみは、想像を絶するものがあると思いました。いろいろと感じることの多い一日でした。
 
おきなわワールドでは、スーパーエイサー鑑賞がとても楽しかったです。午後からの平和学習では、平和の礎を見て、同じ名字の人が意外と多かったので、たくさんの人が犠牲になったのだと思いました。平和祈念資料館の展示を見て、戦争はとても恐ろしいことだと感じました。私はこの3日間の沖縄県の平和学習を通じて、改めて戦争は恐ろしくて、今私たちたちがおくっている当たり前の生活が幸せだとより一層わかりました。


2012年11月9日 4日目
 
 
祈りの集い
安里カトリック教会で行われた、修学旅行の大きな目的の一つであった平和学習の仕上げです。司教様が来てくださり、平和についてお話ししてくださいました。また、修学旅行中の平和学習についての振り返りをしたり、祈りを捧げたりしました。
     
     
 
国際通り(グループ別行動)
いよいよ修学旅行最後のプログラムです。グループごとにお土産を買ったり、食べたり飲んだり、見たり聞いたり、思い思いの沖縄を楽しみました。
     
搭乗手続き
とうとう沖縄とさよならです。チケットをもらって、お弁当をもらって、さあ、搭乗です。
     
     
 
解散式
楽しかった修学旅行も終わりです。神戸空港での解散式は、団長の教頭先生からお話をしていただき、アヴェ・マリアの祈りで終
わりました。
     
姫路駅解散
離陸が30分遅れたり、バイパスでの多少の混雑はありましたが、少しずつ取り戻して約10分の遅れで到着しました。お疲れ様でし
た。ゆっくり休んでください。
 
今日の振り返りより
修学旅行が無事終わりました。みんなお疲れ様でした。多くの観光名所を巡り、とても勉強になったと思います。特に、糸数壕も入ったことは貴重な体験でした。とにかく、本当に実りの追い修学旅行だったと思います。楽しかったです。
 
今日はいよいよ最終日で、なんとなく寂しさや名残惜しさをしみじみと感じています。安里教会での振り返りはどの人もすばらしい文章で、心にとてもしみました。最後の国際通りではたくさんのお店があって、見ているだけでもとても楽しかったです。帰り道のバスの中でこの文章を書いていて、ふと国際通りについて思い出したことがあります。国際通りはかつて「奇跡の1マイル」と呼ばれていて、戦後焦土となった沖縄の地に地元の人々が復興のために店を開いたということです。かつてそこが焦土であったことを私はとても信じられませんでした。きっと沖縄の人の平和と沖縄を愛する気持ちが現在の国際通りを築いていったのだろうと思いました。沖縄の人の笑顔は、とても素敵でした。その笑顔がもっと輝いて増えるように、沖縄の今抱えている問題について私たちは誠意を持って何が出来るかを考えようと思いました。

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